サンタクロースから届いた『黒ひげ危機一発』のおもちゃをおばあちゃんの家に持っていったひまわり。「みんなで遊ぼう!」と箱から出しました。
「わーい、一緒に遊ぼう。」おばあちゃんや、いとこのトモ君も集まってきました。
剣を樽に刺していき・・・ピョ~ン!!「ママ!しっぺ」
二回戦・・・ピョ~ン!!「おばあちゃん!しっぺ!」
と黒ひげ人形を飛び出させたらしっぺをしていくルールです。盛り上がって、そろそろひまわりも・・と思い始めた頃、おじけづいたのか「もう、しない・・。」と言い出しました。
「えーっ、しようよぉ。ほらほら1本さしてごらんよ。」とママは強引にひまわりに剣を持たせます。ひまわりが恐る恐る差し込みました。
ピョーン!!大当たりぃ!
爆笑するおばあちゃんとママ。そしてひまわりの号泣。
「ママが渡したからー!!バカー!!笑わないでよぉ!」
ママの背中にパンチの嵐です。痛い。でもおかしい。
「何も怒らなくていいでしょ。ゲームなんだからさぁ。」となだめてもだめでした。
人には思いっきりしっぺをするくせに、自分がされるのはビクビクなんです。そして負けず嫌い。トランプやカルタなんかをしているときも負けそうになると途中で止めようとするので今回はちょっと話をすることにしました。
ぎゃおぎゃおと騒いでいるひまわりを別室に呼んでお話タイム。
「ママね、サンタさんは良いプレゼントをくれたと思うよ。ひまわりはゲームで負けると怒り出すことがあるから、このおもちゃで遊んで怒らずに楽しめるようにってくれたんじゃないかな?しっぺが嫌だったらゴメンネ、もうしないから。でも黒ひげが飛び出すのは別に泣くことでも何でもないよ。こういう遊びなの。」
話しているうちにやっと落ち着きました~。
泣き声に驚いて駆けつけたおじいちゃんが一言。
「飛び出した人が当たりにすればいいんだよ。」あ、そうか~。納得。
スリルを味わいたくて「飛び出したら負け、しっぺの罰ゲーム」にしていたママがいかんかったなー。一つ教えられました。
その後おじいちゃんとトモ君とひまわりは楽しく黒ひげ危機一発をしていました。
ときどき「ママー。飛び出したけど泣かんかったよ。」と報告しながら。